「疲れたー」とか「しんどいー」とか普段の生活で何気なく使ったりしてない?
私は口癖。
周りでも同じような口癖の人を見る事多いし、最近だとSNSとかでも結構目にする。
それでもって、大体目に目に付くのはネガティブなものだったりする。
まぁSNSのネガティブ発言にそこまで揺さぶられる事はないんだけど、知り合いが言ったりすると結構ストレスになったりする事が多いなって思う。
例えば、ため息とか舌打ちが癖になってる人、周りは気づいてるし印象は悪くなることしか無いから注意しよう。
って事で今回は言葉が与える影響ってどんなものがあるのか調べた。
言い回しの違いで選択が変わる
調べてて面白い話があった。
それは同じ質問でも言い回しを変えるだけで回答が変わると言う話。
新種のウィルスによって600名ほどの死者が出る見込みである。
その対策が2つあるが、どちらを行うべきか。
■回答
A.200人は必ず救われる。
B.1/3の確率で600人救われるが、2/3の確率で全員が亡くなる。
この質問の回答は7~8割がAの回答だったそうな。
さらに続きで質問は同じまま、選択肢の言い回しを変えた。
新種のウィルスによって600名ほどの死者が出る見込みである。
その対策として2つあるが、どちらを行うべきか。
■回答
A.400人は必ず亡くなる。
B.1/3の確率で全員が救われるが、2/3の確率で600人亡くなる。
この言い回しに変えるだけで、今後は7~8割の人がBを選択したんだってさ。
前者の回答Aには”救われる“って言う前向きな言葉が入ってるのに、後者のAは”亡くなる“って言う後ろ向きな言葉を使ってる。
人は話の序盤に与えられた情報を強く意識して、その後の選択に影響を受ける傾向があるらしいんだけど、これをアンカリング効果って呼ぶんだそうだ。
この話は同じ質問だけど対策Aに含まれる”ワード”を意識して選択が変わったんだと思うからアンカリング効果が働いたんだろうなって思う。
否定的より肯定的な言い回し
誰かと会う時に遅刻をしてしまう事があると思う。
その時に遅れる連絡をすると思うけど、その連絡一つとっても相手への印象は変わる。
A.「6時の約束だけど、少し遅れそう。」
B.「6時の約束だけど、10分遅れそう。」
この2つだったらBの連絡の方が待つ側としては助かる。
具体的な待ち時間がわかるだけでストレスもかなり軽減されるから。
相手にとってわからない状況って言うのがストレスを与える事が非常に多い。
似たような話で電車で通話をしている人にイライラしてしまうのも、マナーが悪いと思うだけじゃなく、電話相手の声が聞こえない事にストレスを感じるかららしいよ。
なので仕事のメールでも、極力前向きな返事が出来る様に意識しよう。
「15時までにご連絡いただけない場合は対応しかねます。」
よりも
「15時までにご連絡いただけない場合は翌日に対応いたします。」
の方が前向きで印象が良い。
この辺は気遣いの世界だとは思うけど、どうしても保険をかけたような言い回しをしてしまう事が多いので気を付けたい。
言葉を伝える事の効果
「俺はやれる」「私はまだ頑張れる」とかって自分自身を励ます言葉を口にするのは気持ちを高める意味でも効果的って言うのは良く聞く。
それと同じ様に「君って●●だよね」とか、相手に伝える事にも心理的効果があるらしい。
ラベリング効果
「君って●●だよね」と決めつけの様に言うと、相手は言われた通りの行動を取ってしまう心理らしい。
「優しいよね」って言われたら幻滅されたくないし、優しい自分を意識して優しく振舞いそうだもんね。
わかるわかる。
ただラベリング効果はネガティブな方にも効果が出ちゃうらしいので注意が必要。
「君って何も出来ないよね」って言われると、落ち込んで「どうせ自分は何もできないし・・・」って投げやりな状態のままになってしまう事もあるらしい。
なにくそぉ~見返してやる!みたいに前向きに受け止めれる人の方が珍しいよね。
私なら相当落ち込んで、3日間その人をボコボコにする妄想しちゃうと思う。
ピグマリオン効果
これも似たような効果だけど、人は期待されると期待に応えようとする心理らしい。
「君は成績伸びるよ」って教師に言われると、その生徒は期待に応え様として本当に成績が向上するんだって。
言い過ぎると「思っても無いこと言いやがって・・・」とネガティブに捉えてしまいそうな気もするから、使いどころをしっかり考えたいところではあるけど、仕事でも上手に使える人は良い上司になれるんだろうね。
「物は言いよう」って言葉通り、言い方一つで受ける印象が変わるのだから良い印象を持たれる様に日々気を付けようって思った調べものだった。
ポジティブポジティブ!