2019.12.29

ギャンブルで得るもの・失うものを考えてみる

今でこそ落ち着いたが、二十歳そこらの私は学業が疎かになる程にパチスロにハマっていた。
当時のパチスロは5号機と呼ばれる世代に突入したばかりの時期。
バイトで稼いだ少しばかりの給料を持って朝から並んだものだ。

思い返せば楽しい思い出だけど、戻りたいかと言えばそうでもない。

今回はそんな特殊な思い出をくれたパチンコ・パチスロを遊戯して得るもの・失うものについて書きたいと思う。

※本記事での「ギャンブル」は基本的に「パチンコ・パチスロ」を指してます。


ギャンブルで得るもの・失うもの

まずは最初に私が感じるギャンブルで得る・失う物を書く。
個人的な感想なので悪しからず。

得るもの

ギャンブルで得られるものはこれ。
・お金
・一時的な快楽(興奮)

まずはギャンブルの本質はお金を得る事
これに尽きると思う。
これを否定する人はいないんじゃないだろうか?

パチンコ・パチスロを純粋なゲームとして楽しめるなら、少しお金はかかるが実機を買って楽しめばいい。
もしくはずっとゲームセンター。

ギャンブルにハマる要因として『手軽さ』がある。
換金で手にするお金を見て「働く以外にお金が手に入るなんて・・・」と言う衝撃と、それが数時間の内に起こる出来事に身近で手軽だと感じる。
数千円の投資が数万円になる事は全然珍しいことでもなく、逆に数万円投資しても何も得られない事もザラにあるが、その繰り返しに思考がおかしくなってしまう。

負けた時の「絶望」も強烈だが、それが勝つ時の「快楽」を一層際立たせて、その凹凸の感情が興奮となってクセになってしまう。

それがギャンブルなのだ。

失うもの

次に失うものについて。
・お金
・時間
・他への興味

お金欲しさから始まるのに、お金を失うのは本末転倒な気がするが趣味程度で遊び続けると、ほぼ確実にお金については損をする。
これは仕組み上、仕方のない事。

そして遊んでいて失う最も大きいものに『時間』がある。
「買っても負けても息抜きになるんですよ、ほほほ」なんて悠長に遊んでいると底なし沼に沈んでいく。

それ程に面白いのがギャンブルなのだ。
これは皮肉でもなく、本当に感心する程によく考えられたゲームで奥が深い。

さらに厄介なのが、ギャンブルで射幸心を煽られるとドーパミンと言われる快楽を伝える物質が分泌されると言う点。
これが脳内麻薬と言われる程に中毒性が強く、経験するともうダメ。
※射幸心・・・運に恵まれて得したいと思う感情

何がダメって他の事に興味が湧かなくなる。
大事なお金のやり取りの刺激が強すぎて、他の事で受ける刺激が弱く感じる様になる。

それが友達や恋人よりもギャンブルを優先する理由になって嘘が始まる。
辞めたくてテレビゲームやアプリを始めてもギャンブル程の興奮もなく長続きしない。
ヤケクソになって給料の大半をつぎ込んだら、もう戻れない。
ギャンブルの負けはギャンブルで返すなんてアニメの主人公みたいな事を考えだしたら末期。
完全なギャンブル依存症の完成だ。
ありがとうございまーす。

ギャンブルは人生経験でもオススメしない

少し否定的な内容になっているがギャンブルを興味本位で始めるのはオススメしないって事が言いたい。
極めればライターなどの職業もあるし、今の時代はかなり数は少ないだろうがプロとしても食べていけるかもしれない。
だが、他の職業に比べて時代の安定しづらく、先が見えにくい事もあるのでやっぱりオススメできない。

なので、もしも恋人や家族が始めてしまった場合は縛り上げてでも早期に対応することをお勧めする。

ちなみに2017年の成人(20~74歳)を対象とした調査では3.6%(約320万人)だったらしい。
色んなギャンブルを含んだ数字なのでパチンコ・パチスロのみの対象者数はわからないが、最も多く金を使ったのはパチンコ・パチスロにと言う人が2.9%との報告だった。
ギャンブル依存症の疑いがある人の約80%がパチンコ・パチスロにお金をたくさん使ったと言うのだから怖い怖い。

さらには2017年はパチンコ・パチスロの遊戯人口が約800万人(過去1年に1回以上遊戯した人)くらいだったと思うので、パチンコ・パチスロユーザーの約3割の人が依存症の疑いがあると言う計算になる。

ざっくり260万人か。
とんでもねぇです。

今のパチンコ・パチスロはハマりずらい

ギャンブル依存症の問題は今後解消に向かうかなと思っている。
その一つの要因としてパチンコ・パチスロが規制によって面白くなくなってきているから。
それに伴って遊戯人口も年々減少している。

ざっくりとした規制の内容はこんな感じ。
・イベントの禁止
・出玉制限
・射幸心を煽ったらダメ

これによって若干の語弊はあるがパチンコ・パチスロに夢が見にくくなった
大勝しにくくなったのだ。

初心者は効率を度外視するが、冷静になるといかに効率が悪く、分が悪い勝負をさせられているかに気付ける。

こう言った状況の悪さから途端にギャンブルを辞める人も少なくない。
単純にゲームとして面白い台もあるが、こういった側面から熱中しにくくなったのだ。

ギャンブルを楽しむ事は悪い事なのか

次にパチンコなどに限らずギャンブルを楽しむ事はダメなのかを考えてみる。
恋人の条件などで良く耳にする「ギャンブルしている人は嫌だ」ってフレーズ。

実際していない方が印象が良いとは思う。
理由は負けた時に手元に何も残らず、ただただお金がなくなるから。
さらに中毒性の高さから精神衛生上も体に悪そう・・・って具合にイメージが悪い。

ただこれだけは言わせて欲しい。
ギャンブルは何も悪くない

たまにギャンブル経験の乏しい人が「ギャンブルはクソだ」とか言ってたりするが、これは聞き捨てならない。
人が面白いと思っている物を貶める様な発言は気を付けた方がいいし、クソだなんて言ったらダメ。
クソだと思う気持ちもわかるが、楽しんでる人を前に言うのはクソだぞ。

他にも「タバコの臭いや音がうるさい・・・」とか言われるけど、居酒屋やペットショップ、もしかしたら化粧品売り場にも同様の感想を持つ人もいるだろう。
ただ否定したい人のこじ付けにしか聞こえない。

ギャンブルの業界は人を食い物にして稼ぐ悪い業界とか言ってる人もいたが、気が狂ってるのかと思った。
娯楽に関わるものは大体同じだろう。
ゲームアプリのガチャは良くてギャンブルがダメな理由は何なのか?
本当に不思議。

ギャンブルにのめり込んだ人から実害を被った人もいるのだろうけど、それはギャンブルのせいではない。
実害をもたらした人に問題があって悪なのだ

ギャンブルはその理由にされやすいだけ。

ちゃんとした人ならそうなる前にどうにか出来る。
凄いふわっとした言い方になったけど、そう言う事。

どんな事でも節度を守って、人に迷惑が掛からないようにしてれば何も恥じる事はない。

さいごに

改めてギャンブルについて考えてみると、良い事って少ないって総括になる。
でもそれを差し引いても面白くて、友達とのコミュニケーションツールだったりもする。
友達と行って、勝っても負けても反省会なんて名目で飲みに行ってバカみたいな話して。
楽しいんだよなぁーこれが。

皆それぞれそんな趣味があると思う、ただそれがギャンブルだっただけの話。