2026.06.04

今さらだけど台風って何なのさ?台風の名前とか恩恵とか【雑学】


6月と言えばじめっとした梅雨の時期。
そして梅雨が明けたら7~10月は台風の時期。嫌ですね。仕事に行きたくありません。

と、まぁそんな時期の訪れを感じながら台風速報を見ていた時、そもそも台風って何なのさ?と気になりました。

正直、台風のこと”雨を伴ったエグい風”くらいにしか知らないわけです。
今のままだと「お隣さん家の息子くん、彼女できたっぽいわよ。イオンで見たわ。」ってくらい薄っぺらいことしか言えないんですよ。

これではイカンってことで台風について雑学程度にちょこっと調べてみたので暇な時間におひとつどうぞ。

台風ってなに?

まず、台風とは以下のように定義されています。

台風は熱帯域で発生した低気圧の中で最大風速が7.2m/s以上になったもの。

ん、よくわかりません。
義務教育時代の記憶が薄れてつつある私には低気圧が何かすら怪しい。

なので低気圧の意味を調べるついでに台風がどんな流れで発生するのか調べました。

(1). 主に熱帯域の海水が太陽熱で温められて蒸発して水蒸気になる
(2). 水蒸気を含んだ空気は軽くなって上昇していく
(3). 空気が上昇すると海面付近の空気の総量が減る(これが低気圧)
(4). 低気圧になると周囲との気圧差で空気が流れ込んでくる(水を張った湯船の線を抜いたら水が穴に流れ込んでくるアレ)
(5). 流れ込んだ空気は地球の自転の影響で低気圧の周囲を渦状に流れる(台風の初期段階の完成)
(6). (2)で上昇した水蒸気は上空で雲になる
(7). 雲が出来る時に熱を放出して周囲の空気を温める
(8). 温められた空気は軽くなるので、さらに上昇して海面付近の気圧がさらに低くなる
(9). 低気圧になると空気が流れ込んでくるので低気圧を取り巻く風が強くなる
(10). このサイクルを繰り返して低気圧が発達して台風になる

ということで低気圧はいわゆる空気が薄い状態のことで、台風はめっちゃ成長した低気圧だと覚えておけばよいでしょう。

風速ってなに?

風速は風の強さを指す言葉で秒間の移動距離で表されます。(m/s = メートル/セカンド)
台風の定義に「最大風速が7.2m/s」とありましたが、いまいちピンとこなかったので大体どんなものか載せておきます。

風速5m/s
時速にすると18km。自転車を普通に漕いでる時に感じるくらいの風。

風速7m/s
時速にすると約25km。向かい風だと自転車で進むのが少し辛い。傘も差しづらい。

風速10m/s
時速にすると36km。歩きづらさを感じる。差している傘がひっくり返るレベル。スプレーでガチガチに固めた前髪も崩壊する。

風速15m/s
時速にすると54km。一般道を走ってる車から手を出したら感じるくらいの風でかなり強い。足腰が弱ければ転倒する危険あり。小さい子供に外出させるのは絶対ダメ。車から体を出すのもダメ。

風速20m/s
時速にすると72km。普通に歩くのが困難で傘は完全に無力化する。固定されてない看板などは飛ばされる強さで大人でも外出は危険。天気予報などで「非常につよい風」と表現される。

風速30m/s
時速にすると108km。台風のニュースでキャスターさんが前傾姿勢で風に吹っ飛ばされそうなのを耐えてる時くらいの強さ。飛来物で窓が割れる可能性もあるので家にいても注意が必要なレベル。

台風の名前って誰が決めてる?

台風にも名前があることは広く知られている気がします。
ただ、どういったルールでどんな名前があるのかまで知っている人は少ないのではないでしょうか。

事前に決めた名前を使い回している

台風の名前は台風委員会という日本を含めた主にアジア圏の14ヵ国が、10個ずつ名前を出し合った合計140個のリストから順に付けられています。

日本では台風○号の呼び方が主流なので台風名に聞き馴染みがないですが、他の国では台風名で報道していたりもするようです。

日本は星座をテーマにしている

日本が出している台風の名前は星座をテーマにしていて「ヤマネコ」「ヘビ」と言った動物の名前や、「トモ」「トケイ」といった聞いたことない星座の名前になっています。なので日本の台風名は全般的に可愛いです。

たいして、中には厨二心をくするぐような名前もあって、中国は「ハイシェン(海神)」「フンシェン(風神)」といったカッコイイ名前をリストアップしています。
ただ、名前は順番に使用されるルールなので、めっちゃ弱い台風でも神の名前が付けられたりします。

被害が甚大だった台風の名前は更新される

基本的にリストアップされた名前は使い回されますが、例外として被害が大きかった台風の名前は被害を受けた方々への配慮などの理由から更新されます。

過去、日本名がついた台風だと「ワシ」から「ハト」に変わった事例もあり、頻繁ではないですがたまに更新されているようです。
ワシからハト、名前は関係ないけどパワーダウンを感じる更新ですね。台風は弱いに越したことないんですけども。

もし台風がなくなったら困るかもしれないこと

台風は基本的には災害ですが、実は台風が発生することで得られている恩恵もあったりします。
メリット(?)を調べていると”熱エネルギーの循環”といったなんとも科学っぽいものもありますが、いまいちピンとこなかったのでイメージいやすいものを2つだけご紹介。

大量の水を運んでくれる

台風による雨で大量の水を補充することができています。
こうして貯水された水を日々の生活や産業で使っている側面もあるので、台風が来なくなると水不足で困る可能性もあったりします。

農作物を育てるにも水は必要、でも台風が農作物を荒らすので何だかな〜って感じ。

海をかき混ぜてくれる

台風は深海の冷たい水と表面の温かくなった水をかき混ぜる働きをしてくれます。
これによって深海に溜まった栄養が循環して生態系のバランスが維持されるようです。

台風が発生しなかったら少なからず漁獲量が減る地域はあるみたい。

さいごに

日本が提出している台風の名前に「コイヌ」といった可愛い名前がありました。
もし、とんでもなく命を脅かすようなゴツイ台風がきたら「ダメだ…コイヌが迫ってきた…」って状況になるんだな〜と思うと、もうちょっと強そうな印象の名前にしようと思わなかったんだろうかって思いました。

悪口とかじゃなく名前に緊張感を持てなくてですね!逆にコイヌくらい可愛い台風ならウェルカム的な意味なんだろうか?