超が付くほどに有名な”マシュマロ実験”を知っているだろうか?
「有名な実験だよ~」って感じで話を聞かされたけど、全くの初耳だった。
なので昨日までの私は知らない。
調べてみたら月並みな感想ながら興味深い内容だったので毎度ながらサラっと書いてみる。
マシュマロ実験とは?
1970年頃、数年に渡って実施された幼児期の”自制心”が将来に影響するかを観察する為に行われた実験。
実験内容
実験の内容はすごくシンプル。
・4歳の子供にマシュマロを1つ与える。
・15分食べずにいれば、もう1つマシュマロをあげると説明した後に1人にする。
実験結果
実験の結果、2/3の子供は我慢出来ずにマシュマロを食べると言う結果になったそうだ。
さらに18年後に対象者に大学適性試験を受けてもらう追加調査を行った。
結果、マシュマロを”食べたグループ”と”食べなかったグループ”で比較すると、“食べなかったグループ”の方が優秀な成績を残す結果になったのだ。
こうした内容から幼児期の自制心が将来の成功に影響すると言う事を提言したのだった。
再現実験と報告
これに対して「マシュマロ実験は限定的」と言う事で、別の研究者が被験者を増やした再現実験を行った。
その再現実験の結果が2018年に発表されたが、内容はマシュマロ実験は再現不可で、自制心は将来の成功に影響しないと言う結果のものだった。
ちなみに限定的と言われた1つに、最初の実験の被験者が実験を行った大学の関係者に限定していたものだったから。
将来の成功は自制心ではなく家庭環境が影響している
再現実験の報告には自制心と将来の関係は確認できず、それよりも家庭の経済状況の方が影響していると言う結果も発表した。
これは子供が「大人は食べ物を所有するだけのリソースと経済的な安定性を持っている」と言う事を感覚的に把握している為らしい。
この強調部分は、いくつかの参考記事に書かれていた文章だから論文とかに入ってた言葉なんだろうけど言い回しがむっずい。
要は約束を守れば得する環境かどうかを子供ながらに把握出来てるって事だと思う。
得するとわかっていれば少しの我慢に抵抗を示さないのに対して、得するか不確かだと思っている子は先の得より目先の物を優先してしまう事が多いんだろうね。
自分が4歳くらいの時も損得勘定とかしてたのかなぁ~覚えてないや。
まぁでも将来の為にも子供の自制心をしっかり育てていきましょう!って今の教育が、この結果から変わるとかは無さそうだなって思う。
自制心はどんな子供にも必要だと思うし、再現実験の結果を見るに頑張るべきは大人なわけで、収入含め子供が育つ環境をしっかり整えられるかどうかが子供の将来に関わってくるんだもんね。
全世界のパパさんママさん!頑張れー!負けるなー!闘えー!
どこかで子供の成績は家庭の収入に比例するって聞いたことあるし、今回の結果みても何だかんだ金かぁ~って思わされたりと、少し厳しい現実を突きつけられた結果だね。
でもいつか生まれてくる(可能性が0ではない)我が子の為にも頑張らないとなぁーって一瞬モチベーション上げてみたけど、先が見えなさ過ぎて瞬間冷却されちゃった。
ぜひこの技術を冷却ファンにも取り入れて欲しい。