世の中には私生活では中々使う機会が無い四字熟語が多数ある。
多数と言うか、ほぼ使えない。
って言うか知らない。
興味本位でいくつほどの四字熟語があるか調べたら四字熟語データバンク【一覧】に9,241もの四字熟語が掲載されているではないか。
私が知っている四字熟語なんて、せいぜい20個くらいがいいところ。
そんな未知の四字熟語たちを少し見ていて、「カ、、、カッコイイ・・・」ってなったものを少しだけ紹介しようと思う。
紹介する数が少ないので是非覚えて隙あらば友達に使って見て欲しい。
虎視眈々
【読み方】
こしたんたん
【意味】
自分の野望の為に、じっと機会を狙っている様子。
【見かけた場所】
柔道漫画「帯をギュッとね!」の作中で全国に集まる猛者たちが”虎視眈々と優勝を狙っている”シーンで使ってた。
虎が視るって漢字だけでもカッコイイに、さらに耽々とか…
耽々の意味は知らなかったけど高校時代の私が一目惚れするには十分過ぎたのだ。
有象無象
【読み方】
うぞうむぞう
【意味】
世の中に数多く存在するくだらない物や人。
【見かけた場所】
麻雀漫画「咲」に登場する天江衣が「有象無象の下等生物が・・・」と名台詞を残していた。
ちゃんとした意味は知らなかったけど、有象無象ってだけで見下してるのに、さらに下等生物って・・・一言で2度挑発しちゃうあたりにシビれちゃう。
明鏡止水
【読み方】
めいきょうしすい
【意味】
邪念がなく、澄みきった水の様に静かに落ち着いた様子。
【見かけた場所】
これは色んな場所で見たり・聞いたりしてるんじゃないかなって思う。
多分最初に聞いたのはGガンダム、他にもぬらりひょんの孫でも使われてたと思う。
“鏡”とか”水”って事が入ってるだけで、何か穏やかで綺麗な意味なんだろうなって思える。
明日の私はきっと明鏡止水。
夢幻泡影
【読み方】
むげんほうよう
【意味】
夢・幻・泡・影の様に、人生や世の中の物事は実体がなく儚いことのたとえ。
【見かけた場所】
バジリスクのタイトルで使われていた。
仏教語らしいのだけど、とりあえず字面が心をくすぐってくるよね。
正月の書初めに書きたいって本気で思った。
正月が待ち遠しい。
天衣無縫
【読み方】
てんいむほう
【意味】
物事にわざとらしさが無く、自然であり、完全無欠で美しい様子。
天真爛漫な様子。
【見かけた場所】
有名どころだとテニスの王子様だったり。
私は麻雀の二階堂留美プロのキャッチコピーを即座に思い浮かべた。
なんせ最上級の誉め言葉だよね。
しかも意味調べたら天真爛漫な様子って意味もあるだってさ。
四字熟語の意味調べたら四字熟語で説明されてるって斬新。
疾風迅雷
【読み方】
しっぷうじんらい
【意味】
素早く激しい様子。
【見かけた場所】
ルパン三世のパチンコとかで使われていた気がする。
確かにルパンを表すにはこの上ない四字熟語だ。
人やキャラを的確に表現できる四字熟語を付けれる人って賢いんだろうなって思う。
粉骨砕身
【読み方】
ふんこつさいしん
【意味】
骨を粉にするほどに、身を砕くほどに、惜しまず努力する様。
【見かけた場所】
これは今回の四字熟語を調べる中で見つけて、心打たれた四字熟語。
若い頃は努力せずに成功することがカッコイイって思ってたけど、大人になるにつれて努力出来ることがカッコイイって思えるようになったから。
この四字熟語が生まれるほどに努力をした人がいたんだろうなって思うと心底尊敬する。
国士無双
【読み方】
こくしむそう
【意味】
国の中に並ぶ人がいないほどに優秀な人物の事。
【見かけた場所】
完全に麻雀の役としか認識してなかった。
カッコよさは程々だが、「あ、四字熟語だったんだ」って言う意外性から今回の記事にまさかの選抜入り。
乾坤一擲
【読み方】
けんこんいってき
【意味】
運命をかけて大勝負をする事。
【見かけた場所】
これはコミックの封神演義の中で乾坤圏と言う宝貝で哪吒が使ってた。
意味は今回初めて知ったけど、日常的に使いやすそうだなって思う。
缶ジュースを賭けてジャンケンする時とか、買い出しを賭けてジャンケンする時とか。
とりあえずジャンケンする時には毎回使える。
人間青山
【読み方】
じんかんせいざん
【意味】
世の中は広く、死に場所ならどこにでもあるから、故郷を捨ててでも大いに活躍するべきと言う事。
【見かけた場所】
今回一番の衝撃。
人間青山(にんげんあおやま)って最初に読んだ。
焼肉定食みたいな狭いジャンルの四字熟語の超新星かと思った。
いよいよ人名まで四字熟語会に進出しちゃいますか?って一瞬ありもしない想像をさせられたので最後にどうしても言いたかった。
カッコよさは皆無だけど、ただただ言いたかった。
それだけー!